OSもなしにプログラムをRasPiに実行させる必要がある。SDカードから実行イメージをロードさせる方法もあるのだが、プログラムを書き換えるたびにいちいちSDカードを挿し替えてコピーして、というのは効率が悪い。
いわゆる組み込み系ではJTAGを使って実行イメージをターゲットに書き込んだりデバッグするのが普通である。ということで、RasPiに使えるJTAGツールを通販で購入した。OlimexのARM-USB-TINY-Hというものである。
これをRasPiのピンヘッダに挿すわけだが、信号配置が違うのでそのまま挿せるわけではない。なのでブレッドボードで使うようなジャンパーコードでつなぐわけだが、抜けてしまったときに間違ったピンに接続するケースが間違いなく起こるので、手元にあるパーツを使って専用のケーブルを作った。
こうするとまず間違えないから安心して使うことができる。
余談だが、とある作業でRasPiのピン接続を間違って1台お釈迦にしたことがある。間違いに電源ピンが絡むと壊れる可能性がぐっと高くなるので注意である。
ちなみに右下のボードはUSBシリアルである。この手の開発には必須なので、あらかじめ用意してある。
母艦のソフトウェアはeclipseを使うことにした。といっても、それでコーディングすることはなく、JTAGを経由した実行イメージのロードとデバッグがメインである。
その方法が非常によくまとめられていたサイトがあって、参考にさせて頂いた。
mrubyをRaspberry Pi(bare metal)で動かす: Windows編
RasPiとJTAGツールの結線情報も書かれている。
たぶんeclipseを使わずにgdbをベタで使っても同じことが出来るのだろう。ストイックで自分には出来ないけど。